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日本語HPSG(旧Grammarian)


第1回会合

4月18日(金)13時30分〜 於 NAIST大阪オフィス

第2回会合

5月22日(木)13時30分〜 於 NAIST A707ゼミ室


NAIST分科会

第1回目(5/29)

日時:2003.5.29: 17:30-19:00
場所:NAIST A707ゼミ室
参加者:松本、大谷、Miyamoto、高岡、森本、高橋(慶)、顔、Eric

内容:

大谷論文「HPSGにもとづく日本語文法について」の内容確認と検討

検討事項:

・4つのスキーマの確認 -- 論文通り

・格助詞の取扱い -- 論文通り

	助詞の語順の制約について議論
	語順制約については、高橋君が調べる。

・scramblingについて

   松本案:係り受け出力をHPSGの入力にするので、依存構造だけ
	を入力とし、語順制約をはずす。つまり、標準的な語順に
	変換して、HPSGへ渡す。

	これにより、SUBCATは集合ではなく、ordered list でよい。
	ただし、ゼロを考慮する必要が出てくる。
	当日の議論では、ゼロをメタな処理によって導入する案が
	出る。(単一化が失敗するときに、メタな処理が起動され
	る)

	後日考えたこと:メタな処理で導入するのは、ゼロをでは
	なく、SLASHの方がよいかも。その方が英語の話とも整合
	性がよいし、連体(埋め込み文)の場合には、ゼロと解釈
	されたものを連体の相手の名詞と同一視する処理を考える
	よりも、SLASHを使って説明する方が自然。

・実装について:

	LKBではなく、独自の実装環境を構築する。とりあえず、
	bracketed sentence を入力とする。

・その他:

	後日考えたこと:
	1)タイプ階層はむやみに複雑にしない。
	2)辞書や規則を書くためのmacroと見なせる情報をタイ
	プとして書くのはメリットがない。タイプ階層として書く
	のは、制約として実	行時に有効に働くと考えられる
	ものに絞るようにすべき。

次回予定:6月5日(木)午後5時〜
内容:サ変動詞構文、付加語、複合述語など