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夏の集中勉強会/2006

夏の集中勉強会

日程

  • 7/25(tue) 5 PM: 松本による GL tutorialfileGL.pdf
  • 8/3 (thu)
  • 8/4 (fri)
  • 8/7 (mon)
  • 8/8 (tue)
  • 8/9 (wed)

本(言語学)

Federica Busa (Ed.) "The Language of Word Meaning"
http://www.cambridge.org/uk/catalogue/catalogue.asp?isbn=0521780489

目次/割当

SectionPages割当
Part I Linguistic Creativity and the Lexicon--
1. Introductionp.3-
2. Chomsky on the Creative Aspect of Language Use and Its Implications for Lexical Semantic Studiesp.5-
3. The emptiness of the lexicon: critical reflections on J. Pustejovsky’s ‘The Generative Lexicon’p.28--
4. Generativity and explanation in semantics: a reply to Fodor and Leporep.51-
5. The ‘Fodor’-FODOR fallacy bites backp.75--
Part II The Syntax of Word Meaning--
6. Introductionp.89--
7. Type construction and the logic of concepts91--123shimbo(pp.91-107), inui(pp.107-123), ()()
8. Underspecification, context selection and generativity124--148shuya-a, hanako-a, eric-n, takahi-i
9. Qualia and the Structuring of Verb Meaning149--167shimpei-m(pp.149-155), takaha-u(pp.155-160), matsu(pp.160-167)
10. Sense Variation and Lexical Semantics: Generative Operations168--191kazuo-h,aki-su,yuchan-c,hiromi-o
11. Individuation by Partive Construction in Spanish192--215
12. Event Coreference in Causal Discourses216--241ling-g,nozomi-k,kenit-t,ryu-i
Part III Interfacing the Lexicon--
13. Introductionp.245-
14. Metaphor, Creative Understanding, and the Generative Lexicon247--261yoshiaki-o,masayu-a
15. Metaphor, in Discourse262--289yuusaku-t,harendra-b,ai-a,jessic-r
16. Syntax and Metonymy290--311jia-l,mitsu-ko,masahiko-h,()
17. Generative Lexicon Meets Corpus Data: The Case of Nonstandard Word Uses312--328kosuke-s, fumi-o, kenji-fu
Part IV--
18. Introductionp.331-
19. Generative Lexicon and the SIMPLE Model: Developing Semantic Resources for NLPp.333
20. Lexicography Informs Lexical Semantics: The SIMPLE Experiencep.350
21. Condensed Meaning in EuroWordNetp.363

読む人々

  • Staff: matsu, inui, shimbo, masayu-a, kenit-t
  • D: aki-su, ling-g, ryu-i, takahi-i, nozomi-k, kazuo-h, shuya-a, ai-a, yuchan-c, campbe-h, eric-n, hiromi-o
  • M: hanako-a, takaha-u, tomoy-ko, mamoru-k, mitsu-ko, yotaro-w, yuuich-f, natali-a, jessic-r, kenji-fu, fumi-o, yoshiaki-o, kosuke-s, yuusaku-t, masahiko-h, noah-e, harendra-b, jia-l, hiroki-su, shimpei-m
  • 参加できない人は以下に記述
    • yotaro-w, natali-a, mamoru-k, hiroki-su
    • shimpei-mは7日までの3日間参加します。

  • 割り当ての注意点
    • 読まない章があっても良いので適当に談合してグループで 1 section を担当すること
    • 適当に学年をバラけて担当すること

Errata

Sectionページ
792↑1simplessimplest
793↓1all others are groundedall other grounded (これまちがいないですか? grounded では?/結局 grounded でよかったのでしたっけ? 僕も覚えていません...)
797↓ 16{food}削除 (2 回リストされている)
799(11)の直前integrally part ofintegral part of
7101↓7e_{N}→(e_{N}→(e_{N}t)e_{n}→(e_{n}→(e_{n}→t))
7103↓8"and old girlfriend""an old girlfriend"
7106↓7feed: e_{f}→(e_{f}→(e_{f}→t))たぶん feed: e_{f}→(e_{n}→(e_{n}→t))
7106↓16in (4)in (34)
7108図(46)textたぶん info
8130↑5litteratureliterature
9160↑4AG= はQS=の中にはいる
12229例(31)hemmorhagehemorrhage
14252↑12squaliaqualia
14253↑12Howhow
14255↑17casualcausal
14256↑12enumbernumber
17322↑6sack/nsack/v
17322↑5sack/vsack/n

訳語集

Sectionページ用語意味
791↓13ranking of typesp.92 に出てくる, Natural, Functional, Complex の分類 (単純さ順に並べてある=ranking) のこと
qualequalia の単数形
θ役割についても説明したほうがよい↓
agent動作を行う者
patient作用を受ける者
experiencer何かに気づいている者
themeその位置・状態などが変化する主体
source移動のはじまるところ
goal移動が終わるところ
beneficiary利益を受ける者
location出来事が起こる・状態が保持されるところ
instrument行為を行うのに使う者
θ役割終わり↑
Montague 文法による型理論についても説明したほうがよい/基本型 e (entity), t (truth value), 型構成子→からなる/例)名詞句 (e→t)→t, 他動詞 e→(e→t), 自動詞、形容詞 e→t うんぬん。
793↑6Whorfian position"Linguistic patterns determine what individuals perceive in this world"
794↓ 14neo-Devidsonianθ役割(深層格情報)を自然言語の形式意味論(モンタギュー文法)にとりいれたもの?
795↓ 6three (of the four levels)p.94 2-8行目にリストアップされている 4 つのうち 1-3: ARGUMENT STRUCTURE, EVENT STRUCTURE, QUALIA STRUCTURE
795↓ 6the four levels上記3つ + LEXICAL INHERITANCE STRUCTURE.
796stage-level??? Carlsson. 対語 individual-level.
796bipolarlaundry が洗濯前の汚れた衣類, と, 洗濯後のきれいな衣類, の2通りの意味を持つ, ということ?
796monopolar???
796↓23identifiable (eventualities)???
7101↓2\underscore t上の Montague 文法の型理論でいうところの truth value. 普通に読むとt は 任意の Natural Type, と読めてしまうが, そうではない.
7101↓16brute fact普遍的な事実. 紙 (紙幣) が紙であること. 対してある紙 (紙幣) がお金である, というのはその紙幣がお金として通用する国 (組織) が仮定されている, という点で institutional fact というとか.
7102↑2mereology (mereological)theory of parthood relations
7103↓16classic principles of individuation???
14idiom, metaphor, simile慣用表現, 暗喩(隠喩), 明喩. Moravcsik は「この3つは明確に違うもの」と言っておきながら、この文章ではどこがどう違うのかを説明していない
14AFTMoravcsik の AFT (Aitiational Frame Theory) Analysis. 前置詞の生成的な用法を説明するために提案された理論。ちなみにAitiational (Google で 7 件)は、Aristotle's の aitiae (Google で 41 件)で、GL の本の Chapter 6 の脚注 3 (p.247 にあり)に 3 行ほど説明がある。アリストテレスの「形而上学」にある四原因説がそれで、形相因、質料因、作用因、目的因がそれぞれ対応する。
14physical <-> meta-physical形而下 <-> 形而上
14denotation <-> connotation外延/明示的意味 <-> 内包/暗示的意味
14the principle of individuation and persistence (I&P)個体化と持続の原則:例)ボート(実体)と構成する板(構成要素)との関係「特定の板の集まりは、そのうちの1枚を取り替えれば存在しなくなるが、ボートの方はこの変化を乗り越えて持続している」「ボートを分解した板で家を作ると、板の集まりは持続するがボートは持続しない」
14p.255↓9Julietロミオとジュリエット 』の Juliet. 話のあらすじを知らないと理解できない。
14p.256↓15Turandot『千夜一夜物語』の中の「カラフ王子と中国の王女の物語」に登場する姫の名前 Turandot.(トゥーランドット(wikipedia)) 話のあらすじを知らないと理解できない。

ブックレビュー

メモ(原本?)

参考書

コメント

  • ぱらぱらと読みましたが、"The Language of Word Meaning"を読むためには"Generative Lexicon" についての前提知識が必要です。今の松本研に GL に関する知識を持っている人が少ないので、他の本に変更するか、別の本を読むグループを作ってもよいかもしれません(masayu-a)。
  • 僕も他の本がいいです. (shimbo)
  • 他の本がいいなら,提案してください.GLの知識が必要なら,前もってGLの概要説明をする時間を前週あたりに設定してもいいです. ところで,すでに書き込んでいる人もいますが,この本の4つのパートは,哲学,言語学,計算言語学,言語資源に分かれているので,焦点をはっきりさせるために,Part II と Part III に限って読むようにしましょう. というわけで,Part I, Part IVを選んだ人は,あらためて選び直してください.(matsu)
  • "The Generative Lexicon" J. Pustejovsky 著を6章くらいまできちんと説明していただけるのであれば何とかなるかもしれません(おそらく AVM の読み方から説明しないとひどいことになると思います)。それとは別に語彙意味論からかけ離れた研究をしている人がいるのも事実です。別に工学系の本を読むグループを作ることを許してあげてもよいのではないかと思います(masayu-a)。
  • 以下はどうですか. (shimbo)
    • Hastie/Tibshirani/Friedman. The Elements of Statistical Learning. Springer. 2001. (B667-2)
    • van der Heijden/Duin/de Ridder/Tax. Classification, Parameter Estimation and State Estimation. Wiley. 2004. (B1602)
  • 何年かごとにこういう議論が繰り返されるのだけれど,工学系と言語学系の本を交互に読むのは昔からの慣例です.GLの基礎を理解するのに,100ページ近くを丁寧に解説する必要がありますか?AVMを知らないとひどいことになるとはどういう意味?AVMの説明は5分でできませんか?選択された本とは関連がほとんどないテーマを研究している人は,毎年何人かいます.1週間ぐらい自分とは関連の薄い分野を勉強してみるのも悪くないと思うくらいの余裕があってもよいのでは?どうしても時間がもったいないなら,そう明言して,その1週間を是非とも有効に使ってください.別のグループの立ち上げを許さないなど言ったことはありませんが,他の本を読むグループを立ち上げるなら,重ならない時期を選んで下さい.(matsu)
  •  いくつかありますが分割して
    • 論点は「(1)読む前に事前知識を必要とする」「(2)興味が異なる人がいるので別グループを立ち上げる」の2点ありました。1点目については「松本先生がある程度事前に GL の基礎を説明する」、2点目については「重ならない時期を選んでなら別のグループを立ち上げてもよい」の回答を得られたので特に問題はないです。
    • (1)に関連して:GL の6章までと言ったのは Qualia の議論が事前知識として必要であるという意味です。
    • (2)に関連して:慣例についてですが、研究室の規模も大きくなってきていますので、もう少しやさしい別の言語学の本を提案するよりかは、興味によりグループを分けるほうが*現実的な解*ではないかと考え、論点(2)を提示しました。そちらについても禁止しているわけではない(慣例であって義務ではない)ということなのでいいのではないでしょうか?
    • あと僕自身は担当する分にはそんなにこの本に不満があるわけではないです。何人かは苦しむんだろうなぁ…苦しんでいる人間に勉強会の最中に AVM の見方から説明するのは面倒だなぁ…程度の意見です(masayu-a)

本(工学)

目次/割当